書けるようになると、話せるようになるんです。
香川県高松市の
強みを引き出す
話し方コンサルタント池田弘子です。
レッスンを受けて下さっている
女性のお話です。
彼女は経営者です。
この春、上のお子さんが大学に入りかなり
自由に時間が作れるようになりました。
今までできなかったことに
手を付けていこう!と
いろんなセミナーに参加したり
資格試験の勉強をしたりと
「さあ、やるぞ!」というエネルギーに満ちていました。
彼女が私のところにお越し下さったきっかけは
「人に伝わる文章を書けるようになりたい」
ということでした。
ご自身の会社が提供されているサービスや
ご自身の想いを知って頂くために
あらゆる媒体を使って発信をしようとされているのですが
いざ、「さあ、書きましょう」となると
何を書いていいのか、わからない。
文章講座に通ってはみたものの
いまいちしっくりこない、と感じていました。
そんな彼女は
やはり「話す」ということも、苦手です。
友達同士でわいわい話したりすることは
なんでもないのですが
自分をきちんと表現する
となると、いきなり引いてしまう、のだそうです。
経営者が集まる会で
スピーチする時などは
マイクを持った時点で手がガタガタ震え
汗でびっしょりになり
人の視線が怖くて怖くてどうしようもなくなってしまう
こんな体験もされてこられました。
多くの人は
自分はコミュニケーション上手だと思う
社交的だと思う
と思っていますが、
他人や多くの人の前で「自分をきちんと表現する」となると
いきなり引いてしまうのです。
それが、現状です。
しかし、
日本人のほとんどは「あがり症」であり
「対人恐怖」ですので
まったく気にすることはありません。
練習すれば誰だってできるようになるのです。
私は、話すことと書くことは
まったく同じことだと
お伝えしています。
私は人前で話すことや
会話術を教えていますが
「ああ、この人の話には惹きこまれるなあ」
「素敵なやりとりができる人だなあ」
と感じる人には
必ず共通点があるのです。
それは
自分の感情をはっきりと語れる
ということです。
悔しかったり
悲しかったり
嬉しかったり
泣きたくなったり
クヨクヨしてたり
イライラしてたり
その時その時湧き上がってきた自分の感情を
そのまま言葉にして
相手に、または
大勢の人の前で明らかに、できちゃう
ということなんです。
気持ちを言葉にできる
ということなんです。
話している言葉も
書いている文章も
その人の中から溢れてくるものが
聴いている人や
読んでいる人に
通じていくんです。
その人の中からあふれ出るものが
何もない話し言葉や
書いた文章は
誰にも伝わっていきません。
誰にも伝わっていかないだけでなく
話している自分にも
書いている自分にも
何の影響も起こらない。
私は、長い個人レッスンを受けて下さっている方には
必ず「書いて下さい」とお伝えしています。
もうまもなく3ケ月が終了する彼女は
最初の回が終わった日から今まで
毎日、書き続けて下さいました。
人に発信する前に
自分で自分を知っていく作業を彼女は素直に黙々と行ったのです。
彼女との最初のレッスンの時
彼女が抱えている思考のクセを知りました。
腹が立つことがあっても、
「まあ、いいやあ、そのうち忘れるし」
不愉快なことを友人にされた時も
「まあ、いいやあ、会わなきゃいいし」
露骨に嫌な態度のお客様に会った時も
「まあ、いいや、腹立つとしんどいし」
こうやって、
自分の中に湧き上がってくる小さな「チクリ」と胸に刺さる嫌な感情を
見なかったことにしよう
なかったことにしよう
としてきたんです。
「私、なんでも笑ってごまかす癖があるんです」
「私、ものすごく悲しくても笑ってごまかしてしまうんです」
彼女は、自分でちゃんとわかっているんです。
そう、どうしてそうなってしまうんだろうね?
私は、聞いたんです。
しばらく考えこんでいた彼女は
「う~ん、中学生の頃にはもうそんな癖が身についていた記憶があります。
家庭環境かなあ・・・」
彼女は自分自身でどうして「笑ってごまかすクセ」が身についてしまったのかを
探っていきました。
私たちは嫌な感情が湧き上がった時
それを隠そう
なかったことにしよう
みなかったことにしよう
そのうち忘れるだろう
あえて、前向きに考えよう
とふたをしてしまいます。
しかし、ふたをした感情は
体の中に残るんです。
体の中に残ったモヤモヤやイライラや
名前をつけられない「なんとなく嫌な気持ち」は
体の奥に溜まっていくんです。
その溜まった「なんとなく嫌な気持ち」が
あなたからエネルギーを奪います。
さあ、やるぞ!
ワクワクする!!
この目標に向かって行くぞ!
という望む願いへ向かうエネルギーを
全部奪いとっていっちゃうんです。
今度から、しよう
勉強してから、しよう
元気になってから、しよう
退職したら、しよう
資格を取ったら、しよう
こうやってなんでもかんでも後回ししちゃうクセが
どんどん蓄積してしまうんです。
私は最初彼女に提案しました。
これからまずは3週間、
毎日、今日湧き上がってきた感情を
いいことだけでなく悪いもの全部
書きだしてみましょう。
例えば彼女はこんなことを
書いていました。
ご了解を頂いたのでご紹介しますね。
■こんな先生のところにレッスンに通ってるんだと夫に話したら
「また?続かないのに、いくらかかるわけ?それより家のことしたら?」
と言われカッとなったと同時に、胸のあたりがドーンと穴が空くように
悲しくて寂しい気持ちになった。
私の話しをもっと聞いて欲しい自分に気が付いた
■高校時代の同級生から何年かぶりに連絡があり、会社にケーキをもって
遊びにきてくれた。最初は久しぶりに会えてうれしくて懐かしい話をしていたが
そのあと彼女が売ってるものの営業に来たことがわかり、一気に気持ちが冷えてしまった。
また仲良くできると思っていた反動で、余計に寂しい気持ちになった。
「また検討しとく」と言ってかえってもらったけれど、イライラが残る。
家に帰ると下の子供が服を脱ぎっぱなしにしてるのを見てカーッと怒ってしまった。
それほど怒ることでもないのに、さっきのイライラの延長が残っているんだなと思った。
下の子に、「ごめんね、お母さんちょっと嫌なことあってイライラしてた」と素直に謝ると
すぐにすっきりした。
下の子は「友達にそういうことされるとなんか寂しいよね」と言われ
この子いつの間にこんなに大人になったんだろう?と驚いたとともに成長を嬉しく感じた。
彼女はこうやって
自分の日々起こる感情を
やり過ごさず
全部書いていくことをやりきったんです。
その書き切ったノートを見せて頂いて私、
素晴しいなあと思ったんです。
自分の感情
特に負の感情と向き合うには
相当のエネルギーを必要とします。
なので、多くの人は
面倒くさい
仕事で疲れてる
またそのうち
ということで
後回しにしていきます。
でも、そうしている間に
自分自身のエネルギーをどんどん
奪われていってしまっていることに
気が付きません。
「こうなりたい!」
「こう、したい!」という願いがストレートにかなっていく人は
みな、その時その時の負の感情を
決して置き去りにはしないんです。
決して、なかったことに
しないんです。
つまり、自分自身から目をそらさない
ちゃんと向き合う
自分の中から湧き上がった負の感情から
逃げない
というクセ
つまり習慣を持っているんです。
自分の感情にふたをするクセを持っていると
腐敗した感情が臭っていくんです。
その臭いは同じ臭いを持つ人を
引き寄せます。
本音を語らず
自分の外側に殻をくっつけ
誰かの機嫌を取るのに必死で
いつも自分以外の外の情報に
反応ばかりしていくんです。
疲れます。
自分の感情を知り
自分の感情を外に向かって表現できる
言葉で話したり
文章で書いたり
それができるようになると
あなたの身体の中はいつも「すっきり」しているんです。
モヤモヤがない。
私たちは、受け身で生きていると
外からの情報
知識を中に入れ込むことばかりに
必死になってしまいます。
情報の便秘が起こっているんです。
自分を表現していく
外に向かって表現できる術を持っている人は
心の中はいつも「すっきりさわやか」です。
すっきりさわやかなので
「あ、これしたい!」と願えば
スーッと叶っていきます。
障害がないから、です。
人生で起こる障害は
実は全部自分で作っています。
私たちは毎日毎日
いろんな感情が湧き上がってきています。
その感情を置き去りにしないこと、です。
さあ、のびのびと語りましょう。
感情を語り合っても引かない場へ
自分を連れて行きましょう。
自分の感情を素直に書きだすノートを
用意しましょう。
のんびりしているほど
あなたの持ち時間は長くはないはずです。
人生の時間は
砂時計です。
モヤモヤしている間も
砂は落ちていってます。
自分の素直な感情に気が付く母性型勉強会へ
ぜひお越し下さいね。
日時:2017年10月25日(水曜日)午後6時30分~20時30分
場所:高松国際ホテル
会費:3,000円(食事代込み)
お部屋の関係上お座り頂けるお席の数のご準備がございます。
ご参加下さる方は必ず事前にお申し込みを頂けますようお願い致します。
日時:2017年11月14日(火曜日)午前10時~13時(12時よりお食事)
場所:ホテルニューオータニ博多
会費:3000円(食事代込み)
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この7つの法則は
必ず実行できるものばかりなので
ぜひお試しくださいね。
第1の法則 セルフイメージ
第2の法則 聴き方のすごい効果
第3の法則 第一印象で好感をもたれる方法
第4の法則 人から好かれる声の作り方
第5の法則 伝わる話の組み立て方
第6の法則 あがり症の克服
第7の法則 魔法の言葉 ほめる口癖
あなたが、弱みだと思っていることは
実は「強み」であることはとても多いのです。
あなたの中に眠る強みを引き出し
どんどん世界を広げていって下さいね。
話し方が変わるとあなたはこんな風に変わります。
1、説得力が増します。
2、人に好かれます。
3、笑顔が素敵ですねと言われます。
4、はっきりモノを言える人間になります。
5、断れる人間になります。
6、悩みを相談されやすい人になります。
7、話しかけられやすい雰囲気になります。
8、自信がつきます。
9、信頼してもらえるようになります。
10、自分を好きになり、心から人を好きになることができます。
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