友達の作り方

強みを引き出す話し方コンサルタント池田弘子です。

akusyus

大阪で私の同じ愛媛出身の方の集まりがあります。

今回は女性達の集まりでした。

30代~40代の働く女性達です。

子育てしながら企業で働く女性

共稼ぎで同じ会社にご主人がいる女性

自営業でご主人が社長さんでご一緒にお仕事をされている女性

シングルマザーで3人の母、店舗を持ち売上をあげている女性

娘世代の女性達。

 

母性型勉強会のような雰囲気になると

女性達はポツリポツリと

自分の心の中身を打ち明け始めます。

 

■自分がオヤジみたいになってくのがわかって怖い!

■主人には優しくできない自分がいる

■そこいらの男性より男らしい私になってると思って怖い

■男性を見下してしまう

■主人を立ててあげなきゃいけないのはわかっているけど尊敬できない

これらは、

最近はどこの会でも出てくることです。

 

でも、もっと切実な悩みが、あります。

それは

「心許せる友達がいない」

「なんでも話し合える友達がいない」

そう、感じている、ということ。

 

会ってご飯食べたり

お茶飲んだり

表面的なことを話す友達はいるけど

心の奥まで打ち明けられるか

と言うとそうではない。

遠慮してしまう。

気を遣いすぎてしまう。

 

自分はひとりぼっちなんじゃないだろうか?

自分が相手に距離を作っているんじゃないだろうか?

自分が相手に心開かないから相手も自分に心開いてくれないんだろうか?

そうやって、自分を責めてしまう女性が増えています。

 

今の60代、70代の女性には

想像もできない心の悩みでしょう。

 

なかなか結婚できない人が増えているのも

なかなか恋愛できない人が増えているのも

なかなか新しいことにチャレンジできない人が増えているのも

情報が頭の中にギッシリ入り込んじゃっているから、です。

 

人と人とは

なるべくちかくにいたほうが

仲良くなれます。

 

会う機会が多ければ多いほど

仲良くなれます。

 

仲良かった人が転勤して遠くに行ってしまった時

最初は寂しいと感じます。

しかし、毎日毎日忙しく日常を過ごしているうちに

寂しいことも、忘れます。

そして、「会わなくても平気」になってしまいます。

あんなによく会っていたのに

会わなくなった途端

「会わなくても平気」になってしまいます。

これは、その人が薄情なのでもなく

愛情がないわけでもなく

人間とは、そういうものなのです。

 

会っているから、好きになり

会っているから、相手に反応するんです。

 

私達は、いつか必ず死にます。

私なんて、残り時間は、読んで下さっている方より

はるかに短いはずです。

 

大事にしたい人は

会いましょう。

 

会わなくてもいいや

めんどうくさいな

と思うなら

「もう会わなくてもいい関係」なんです。

 

 

私は会いたいなあと思った人には

会いにいきます。

電話しちゃいます。

会って声が聞きたかった

と言います。

会えて話せると嬉しかった

と言います。

言葉で伝えます。

 

 

みんながみんな忙しい時代です。

友達がいない

自分は1人なんじゃないか

って思ってしまっているのは

自分が「会いたい」と声を出していないから、です。

向こうがきてくれるのを

待っているから。

 

 

みんながみんな「ああ、忙しい、ああ忙しい」ってなっている時に、

忙しいからこそ、

会おうよ

忙しいからこそ、

電話で声を聞かせてよ

疲れてるからこそ、

ちかくにいようよ

そう言える人は

ひとりぼっちにはなりません。

 

友達の作り方は

なるべく会うことです。

こちらが忘れている時は

向こうも忘れているんです。

 

メールで思いを伝えることが1とすると

実際に会うことは1000です。

 

どんなに忙しくても

会いたい人には会ってます。

男性が女性に

「今、仕事で忙しいから、時間ができたら・・」

というのはほぼ100%嘘ですよね。

会いたい人には

どんなことがあったって会ってます。

 

 

会うと嬉しい

声を聞くと嬉しい

そんな相手が日常にいると

 

働く女性

仕事を持つ女性達は

今は、自分の仕事を、自分の特技を

成果を上げることに夢中です。

 

 

そしてとっても効率よく

動きたがります。

 

感情より

効率優先です。

 

自分の人生の時間も

効率重視です。

 

目に見えるものだけを

目標にし、

その目標に向って

ただただ一日を必死で使ってます。

 

 

だから

自分の心を温めるものを

もっていないんです。

 

ガソリンがないまま

突っ走ろうとしてるから

苦しくなる。

 

女性は長期作戦で人生を

行きぬかなくてはいけません。

 

 

女性が長く仕事をしながら

家族と仲良くしながら

周囲に支えてもらえる人に囲まれながら

生きていくには

絶えず自分の心にあったかいガソリンを

満たしておくことが大事なんです。

 

ガソリンは

人と会うことでしか、

注がれません。

 

利害関係のない

損得のない

対立しない

自分が心打ち明けられる人達との

会話

接触

その瞬間が多い人ほど

ガソリンがどんどん満たされるんです。

 

 

1人で戦おうとしないことです。

1人で戦おうとすると

女性は、男性のようになってしまいます。

女性は、男性社会の枠組みの中で

男性と同じように働き

男性と同じような考え方で

突っ走ろうとしています。

 

かならず

故障します。

かならず

心が折れます。

hirou

 

友達って、大事です。

むずかしいことではありません。

ちかくにいて

会うことです。

よく話を聞くことです。

大事しようと意識するだけで

言葉は変わってきます。

態度も変わります。

 

 

この人を大事にしよう

と思うだけで

関係はその瞬間から

構築していくことができるんです。

 

キリリと自分の言葉で話すことができる

1人の女性がポツリ言いました。

「先生、私、友達が欲しいんです」

そう、言えるって

すごいですよね。

 

なかなか、言えません。

心を打ち明けていくことです。

心打ち明けていく人を

誰も傷つけたりしません。

 

傷つくと思っているのは

自分だけ。

 

話し方を勉強しにきている女性達は

自分を大きく見せる話し方はとても上手です。

自分の感情を偽るふりは本当に上手です。

関心を寄せてもらえるような話し方をすることもとても上手。

 

でも、

できる女性であればあるほど

自分の本音を素直に打ち明けることが

苦手です。

 

上手に話せるよりも

相手に「ああ、この人なんだか好きだな」と思ってもらえたほうが

素敵ですよね?

 

そして、好いてもらった結果

お仕事がうまくいったりするんです。

 

 

上手に話せるから、仕事が決まるわけではありません。

好きになってもらうから

信じてもらえるから

仕事が決まっていくんです。

 

 

4時間みっちり娘のような年頃の働く女性達と

話せるこの会は

私にとっては、とっても楽しい時間です。

 

 

大事にしたい人には

いますぐ

会いに行きましょう。

香川県 高松市 話し方教室 人間関係の悩み コミュニケーション能力 スピーチ プレゼンテーション力 メンタルを強くしたい 対人関係 話し下手 文章指導 上がり症 緊張タイプ コミュニケーションスキルを磨きたい 岡山県 香川県 愛媛県 徳島県 高知県より生徒さんがお見えになっています。

yoyakusuru

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人前で話す話し方を指導して40年。株式会社 人間科学研究所 代表取締役。あがり症の原因をメンタルと技術の両方からアプローチし克服する方法を指導。受講生は2000名を超える。元アナウンサー。無意識に植えつけられたネガティブな思い込みやブロックを独自のセッションで解放。人前で話すための話し方を主に経営者、セミナー講師、管理職の方へ指導している。

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