あんなひどいこと言ってしまって・・・自己嫌悪はあなたの思考の癖なんです。

強みを引き出す

話し方

コンサルタント池田弘子です。

 

3回コースの最後のレッスンが終わった後のことです。

「あの・・・最後に聞いてもらえますか?」

とポツリと彼女は言いました。

 

40代女性

ご主人と一緒に30人の社員を抱え

自営業をサポートされています。

 

今回のお申込は

経営に関るようになり

従業員とのコミュニケーションの問題

ご相談にこられたことがきっかけでした。

 

彼女がどこか元気がなかった理由を

話してくれました。

誰かに聴いてもらいたいことって

人間誰しもありますよね。

 

彼女には3人のお子さんがいます。

来年受験を控えた高校生の長男

反抗期まっさかりの中学生の長女

年が離れた小学低学年

 

一日の動きをきいて見ると

朝5時に起きてから

寝るのは毎日夜中。

学校行事もそれぞれあり

自営業なので

いわば奥さんはなんでもやらなきゃいけない状態

仕事は一生懸命するけど

家事育児は奥さんにまかせっきりという

職人肌のご主人。

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思わず

「あなた・・・・本当によくやってるわね。

体は大丈夫?」と心配してしまうほど

お母さん業

妻業

経営者業

よくやっています。

 

そんな彼女が

レッスンの前日、ぶちっと切れちゃう事件があったのです。

 

 

それは

彼女自身のお母さんとの衝突です。

 

彼女は

近くに住むお母さんに

時々子供の塾の送り迎えや世話

自分がいない時の食事の仕度など

頼んでいました。

 

自分自身の母親なので

甘えてなんでも頼んでいました。

 

その日も仕事から遅く帰ってきた彼女は

子供達の食事をお母さんにお願いしていました。

彼女が帰ると

長男の機嫌が悪く

おそらくストレスがたまっていたのでしょう。

彼女が「勉強したの?」と何気なくいった言葉に

カチンときて反抗してきました。

 

仕事ですっかり疲れきっていた彼女は

イライラして

つい怒鳴ってしまいました。

 

 

反抗期の長女は

「お母さん、そのイライラなんとかしてよ!」

と彼女にさらにつっかかってきます。

 

そんなところに

主人が帰ってきました。

空気を察した主人は

さっと自分の部屋に入りドアをしめ

1人でテレビを見始めました。

 

 

見かねた彼女のお母さんは

彼女にこう言いました。

 

「あなたね・・・・もうちょっとちゃんと子供の面倒みてやんなさいよ。

仕事は少しセーブして、

子供の食事くらいは母親がちゃんと愛情もってしてやらないと・・・。

あなたがイライラしてるから

ほら、子供達だって、おかしくなっちゃうのよ。」

 

この瞬間に

彼女の中の今まで溜め込んでいたものが

プチリ切れちゃいました。

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「なんでそんな言うのよ!

お母さんだって自分だって働いてたじゃない?

自分だってそんなに子供に愛情注いでなんてないじゃない!

仕事セーブなんてできないのわからないの?

セーブしてたら今の時代すぐに潰れちゃうんだからっ!!

昔と今とは違うの!

もう、そんなに言うなら面倒なんてみてもらわなくていい!!」

 

彼女は年老いたお母さんに

そんなきつい言葉を吐いてしまいました。

 

アタマではそんなこと言っちゃいけないって

わかっているのに

爆発してしまったんです。

 

そして

その後

彼女を襲ったのは

激しい自己嫌悪です。

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「なんで、あんなひどいことお母さんに言ってしまったんだろう・・」

「なんで、あんなに感情的に怒鳴ってしまったんだろう・・・」

「なんで、私はこうなんだろう?」

「痛いところつかれたから怒鳴っちゃった私・・・」

 

自分を責めて責めて責めて

苦しくなってしまったんですね。

 

そして

苦しいモヤモヤを抱えたまま

私の個人レッスンの当日となったわけです。

 

 

いかがでしょう?

みなさんには

こういう体験はありませんか?

 

実は

私が関わっている働く女性達

特に40代の女性達に圧倒的に多いのが

この「自分を責める」という思考癖です。

 

 

ご主人にどなりちらした後

自分を責める

子供を怒った後

自分を責める

親を怒鳴った後

自分を責める

 

自分を責めて

自己嫌悪に陥る

というと聞こえはいいのですが

自己嫌悪癖のある人は

同じように

他人を責めます。

特に身近な親やパートナー、子供に

その矛先は向きます。

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私にも息子と娘がいます。

よく責めてきますし

よく怒ってきます。

 

でも、

それでいいと、思うんです。

 

腹が立つのは当たり前。

容赦ない遠慮のない関係だからこそ

感情がぶつかりあって

当たり前。

 

親子や夫婦は

修復ができます。

 

母親に腹が立って怒鳴った後

自分を責めないこと

です。

 

怒りっぱなしで

OKです。

だって、腹が立って怒ったんだから

それでいいんです。

「ああ、私、腹がたったなあ」って自分でわかってたらいい。

母親にも「私、どう考えてもあの言葉は腹が立つ!」とはっきり言っていいんです。

言っても関係は壊れません。

 

言えずに自分を責めていることが

問題なのです。

 

親も完璧ではありません。

とんでもない言葉を言って傷つけてきたりします。

「あなたのためを思っていってあげている」という盾をもち

どんどん責めてきます。

 

近い関係ほど

きついんです。

包丁ざっくり刺さるんです。

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でも

そこで

自分を責めて自己嫌悪で終わっちゃダメ。

 

感情が溢れる

相手に怒鳴る

後悔する

自分を責める

自己嫌悪の時間を長く過ごす

 

 

この悪循環がよくないのです。

 

私も70歳を超えてますが

娘といえど息子といえど

言葉が通じない時なんてしょっちゅうです。

 

「そんなつもりじゃないんだけどな」

と思って言ったことが

子供達を傷つけていることもある。

逆もある。

 

 

こうやって

親子といえども

お互いに迷惑かけあって

時に傷つけあって

私達は生きています。

 

大事なことは

自分を責めない

ということです。

 

自分を責めているうちは

人間成長は止まります。

 

怒鳴ったことや

相手を傷つける言葉を吐いたことは

事実です。

 

そんな自分をまるごと

飲み込んで下さい。

わかっちゃいるけど

できない自分

自制できなかった自分

つい言っちゃった自分を

飲み込んでしまうんです。

 

で、そこから

どうするか?

なんです。

 

 

カウンセリングをしていると

多くの女性は

自分を責めているように見えます。

罪悪感を抱えているように見えます。

そのことが

魅力的に自信をもって話す力を阻害している。

 

 

自分を責めるかわりに

そのぐちゃぐちゃで不安でイライラして

もって行き場のない感情ぜーんぶ

ごっくん飲み込んでいくんです。

 

多くの人が

悩みのトンネルから抜け出せないのは

「私が悪い」でフリーズしちゃってるから、です。

 

悪い悪くないではなく

そんな自分の現状をしっかり目を開いて

確認することです。

 

今、こんな感じですが

どうやって変えていけばいいかな?

と考えるんです。

そこからがスタートです。

 

罪悪感を持つ癖

自分を責める癖

というのは

小さい頃からの思考の習慣の鎖

大人になってもまだ繋がっているだけです。

 

 

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レッスンが終わり

こんなお話を彼女とじっくりしました。

 

感情は生き物です。

感情が溢れて思わず出てしまう言葉も生き物です。

そんな感情を

アタマで考えてコントロールするなんて

到底無理な話です。

 

いざって時は

アタマじゃないでしょう?

アタマで考えるより前に

思わず言葉が飛び出しちゃってるでしょう?

顔が怒ってるでしょう?

 

コントールしようと

思ってはダメです。

 

感情が出てくる本体

言葉が出てくる本体

つまり

あなた自身の心の中身を

思考の癖を

見直していくんです。

 

多くの人は

糸がこんがらがってしまっています。

そのもつれた糸を

丁寧にひとつひとつ

紐解いていく作業が必要です。

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紐解いていくことで

自分の口から咄嗟にでる言葉が

変わります。

 

 

用意して話す言葉は

人の心を打ちません、届きません。

 

その人が心から感じている言葉

感情そのものが出た時

相手に伝わっていくんです。

 

言葉は意識の上に乗せて届けるんです。

 

 

女性達が自信をもって

魅力的な話し方ができるようになる

その鍵は

感情の解放です。

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我慢はいつか

爆発します。

 

 

はやく

新しい扉を開きましょう。

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人前で話す話し方を指導して40年。株式会社 人間科学研究所 代表取締役。あがり症の原因をメンタルと技術の両方からアプローチし克服する方法を指導。受講生は2000名を超える。元アナウンサー。無意識に植えつけられたネガティブな思い込みやブロックを独自のセッションで解放。人前で話すための話し方を主に経営者、セミナー講師、管理職の方へ指導している。

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