気を遣い過ぎてヘトヘトなんです。

香川県高松市の

強みを引き出す

話し方コンサルタント池田弘子です。

 

博多から帰ってきました。

今朝はご依頼頂いた経営者の方の

会社にお邪魔しての個人レッスンでした。

 

自営業でご主人とご一緒に店舗をされておられる奥様です。

従業員の方への気配り

お客様への気配り、声かけ

まだ40代とお若くていらっしゃるけれど

しっかりとされておられる女性です。

 

私のところにご相談にお越し下さったきっかけは

従業員さんとのコミュニケーションの問題でのお悩みです。

 

「気を遣い過ぎてへとへとなんです！」

彼女が最初に私に伝えて下さった一言です。

 

だんだんと従業員さんの人数が増え始めました。

今までは、なんとなくの雰囲気で

仕事を教えても伝わっていった感があったと言います。

 

しかしここ３～4年

従業員さんとのコミュニケーションがうまくいかず

とても気をもむようになってしまい

朝、出社するのがとても苦しくなってしまったんだそうです。

 

「以前はこんなことはなかったんです」

「以前はもっとうまくいっていたと思うんです」

「仕事に行くのも苦痛ではなかったし、楽しかったんです」

と３～4年前までの彼女の毎日の様子をお話して下さいました。

 

彼女とお会いしてお話するのは2回目でしたが

私は彼女とのやり取りの中で

ある「クセ」を見つけました。

それは

いつも過剰に悪い想像を働かせてしまう

というクセです。

 

私たちの想像力は無限です。

頭の中で思うことですので

どんなことでも想像することができます。

 

同じ出来事が起こっても

必ず悪い想像を働かせる人がいます。

メールを送った相手からなかなか返事がこないと

「ひょっとして嫌われているのかもしれない」

「避けられているのかもしれない」

とかってに解釈したり、します。

 

子供の帰りが遅いと

「誘拐されたのでは？」

 

恋人と連絡が取れないと

「浮気しているのでは？」

 

想像はいくらでも膨らみます。

想像疲れを起こして自爆してしまう人もいます。

 

不安心配性の人は

何か物事が起こった時に

「悪いことを想像するクセ」が

習慣化しているのです。

 

 

これはクセです。

 

このクセは育った環境で浸透していきます。

一番身近な母親が極度の心配性だったり不安症だったりすると

何か物事が起こった時には

悪い事を想像する、というひとつの回路が脳の中に

出来上がってしまいます。

一度出来上がった回路は

その回路をより強固にするために

何度も何度も

何か起こったら悪い事を想像する

というクセを強化します。

 

メールを送った相手からなかなか返事がこなくて

「忙しいんだろう」

 

とだけ思う人もいます。

 

子供の帰りが遅くても

「友達と楽しく遊んでるんだわ」

と思う人もいます。

 

恋人と連絡が取れなくても

「仕事に夢中なのね」

と思う人もいます。

同じ出来事が起こった時

悪いほうに想像する方へいってしまう人と

いいほうに想像する方へいってしまう人と

その差は何だと思いますか？

 

 

それは普段の生活で

頭の中にどんな言葉を入れているか？

で決まります。

何かが起こった時

「大丈夫よ、心配ない」

と声をかけてくれる人が自分の周りにたくさんいる人は

頭の中に「大丈夫」という暗示がどんどん入ります。

 

 

何かが起こった時

「大変なことになるよ・・」

「これ以上悪くなったらどうしよう」

と悪い方へ想像を働かせるような会話へ

うながされてしまう人が身近にいる人は

頭の中に「悪くったらどうしよう・・」という暗示がどんどん入ります。

 

 

私たちは

想像した通りのことが

起こるようになっています。

 

悪いように悪いように

想像するクセがある人に共通する特徴は

気を遣い過ぎる

ことなのです。

何か出来事が起こった時に

つい悪いように想像してしまうことで

余計なことまで気を回し過ぎ

余計なことまで気を遣い過ぎ

自分一人でストレスを抱え

自分一人で「完璧にしなくちゃいけない」と

思い込み

苦しくなってしまうのです。

 

 

ストレスを抱え込みやすい性格の人はみな

気を遣い過ぎています。

 

彼女との個人レッスンは

OJTという形式で進めています。

OJTとは現場で即、指導という意味合いがあります。

 

彼女の職場に伺うことで

彼女が実際に従業員の方とどんな風に接しているのか？

彼女がお客様とどんな風に接しているのか？

彼女が社長であるご主人とどんな風に接しているのか？

そのやりとりの実際を見ることで

彼女のクセが見えてきます。

 

出来事が起こり

彼女の中に不安や心配になる感情が湧き上がった時

かならず「悪い想像へと向かう」瞬間があります。

その時に

彼女に「それは事実？」と確認してもらうように

習慣づけをしてもらいました。

何かが起こった時

悪い想像が湧き上がったきた瞬間に

「これはわざわざ悪い想像をしているんだ。

これは私のクセなんだ。」と意識し自覚してもらうように

習慣づけていくのです。

紙にも書いてもらいます。

 

悪い想像をするのは

ひとつのクセなのです。

 

まずはそれを知って下さい。

そして

悪い想像をするということは

悪い出来事が起こることを

望んでいるということでもあるのです。

 

 

この習慣を繰り返すうちに

たった2時間の間でも

彼女は大きな気づきを得ました。

 

「先生、私こんなに悪い想像ばかりをするクセがあったんですね。

もったいないことしてたと思います。

気を遣い過ぎるのは性格だと思い込んでいました。

違ったんですね。」

すごい気づきですよね。

 

 

母性型思考は

何か出来事が起こった時に

よい想像が瞬時に頭の中にイメージできることです。

それも

考えて、ではなく

オートマチックに

よい想像が出てくる

という風になる状態です。

 

母性型思考が身につくと

チャンスの時や

ここ一番という見せ場の時に

「よし、やれるぞ」

ととっさに思えるようになるのです。

 

悪い想像ばかりを働かせるクセのままだと

チャンスやここ一番という見せ場に

「でも、できないかもしれない」

「できなかったらどうしよう」という悪い想像ばかりが

次々浮かんでしまいます。

 

そして

その膨らんだ悪い想像は

見事に実現してしまうのです。

 

 

これはクセです。

クセは会話により習慣化します。

いつも一緒にいる人の思考で伝染します。

 

 

心配クセ

不安クセ

気を遣いすぎるクセ

遠慮クセは

伝染するんです。

 

頭の中にいつも

いい言葉を入れておくんです。

いい言葉からはいい現実が起こります。

 

不安で心配で疑いや恐れる言葉が

たくさん脳に入っていると

それが現実のものとなります。

 

心配性でしんどい

不安でいつも苦しい

悪い方へ悪い方へ考えすぎて自爆してしまう

という方は

それは単なる「クセ」であると

知って欲しいんです。

 

あなたのせいでは

ありません。

 

育った環境で

しみこませてしまった「クセ」です。

 

自分を苦しくさせる「クセ」なら

もう必要ないですね。

 

 

先ほどの彼女のように

「あ、そうか、クセか！」と気が付けば

すぐに意識は変わります。

 

何の苦労もいりません。

気が付くだけ、です。

簡単です。

 

 

そして博多での母性型勉強会です。

新しい方もお越し下さりワークショップを

してみました♪

またお話しますね。

 

■あなたの強みを引き出す「母性型勉強会」（香川高松会場）

日時：2017年10月25日(水曜日)午後6時30分～20時30分

場所：高松国際ホテル

会費：3,000円（食事代込み）

お部屋の関係上お座り頂けるお席の数のご準備がございます。

ご参加下さる方は必ず事前にお申し込みを頂けますようお願い致します。

 

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１、説得力が増します。

２、人に好かれます。

３、笑顔が素敵ですねと言われます。

４、はっきりモノを言える人間になります。

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