常に働き続けなくてはいけないとプレッシャーで潰れそうでした。
香川県高松市の
強みを引き出す
話し方コンサルタント池田弘子です。
5人のお子さんを育て、
自営業でお仕事もされ
ご自身のご両親の介護までなさっておられたという
女性にお会いしました。
家族を抱え
仕事を抱えている中で
自分のためのレッスンの時間を
作ることはよほどの決意です。
メールでお問い合わせを頂いた時には
「きっとお疲れなんだろうな」と
思っていたのですが
実際にお会いしてみると
とっても若く魅力的な女性でした。
「くたくたでボロボロなんです」と
お話して下さっているのですが
私の目にはそうは映りません。
お肌はピンク色にふっくらつやつや
無駄な肉のないすらっとしたスタイルに
真っ白な歯が印象的でした。
「あなた、とってもチャーミングよ」
とまずお伝えすると彼女はにっこり笑ってこう言ったんです。
思い切って個人レッスンに申し込んだ時点で
「あ、私、これで大丈夫だわ」
と思えたんです。
こういう方は
もともとがエネルギーに溢れているんです。
エネルギーが大きいがゆえに
人以上に大きいものを抱え込みやすいのですが
少しのきっかけや
少しのアドバイスで
すぐに本来の自分自身の強みに
気が付くことができるのです。
彼女もそういう人でした。
まだ40歳半ばで5人のお子さんを育てあげ
その間自営業のお仕事も続けられ
さらに、介護まで・・・
女性のたくましさには脱帽です。
仕事や
家のこと
子育て
学校のこと
いろんな案件が頭の中にはいっぱいで
自営業なので
休日などの感覚は一切なく
働けど働けど・・・という状態になってしまっていました。
子育てが大変な時期
女性にとって一番いいのは
パートナーである男性が
しっかり経済を守ってくれ
「お前は安心して子育てをしてくれ」と
言ってもらえることが
ベストです。
しかし、そうはいかないケースだって
現実にはあります。
彼女は
「主人にまかせてたら、うちの店、潰れちゃうんです」
「私が全部やらなくちゃいけないんです」
「あの人では、できないんです」
ご主人に対して
100%甘えきれない
100%信頼しきれない
だから
私が働かなくちゃ
私が稼ぎ続けなくちゃ
せめて、子供が育つまで
せめて、子供が成人するまで
私が経済を支え続けなくちゃいけない
こんなプレッシャーを常に抱えていました。
体は疲れているけれど
自営業なので
休むとそのまま売り上げに直結すると思い
なかなか休むことができません。
自営業の方は
土日祝日は休むという感覚って
ないですものね(^^:)
彼女はとても賢い女性で
なにもかも、わかっていました。
自分がちゃんと休んで子供との時間を取らなくてはいけないこと。
毎日馬車馬のように働き続けることで
どんどん疲弊していくこと。
何が一番大事なことなのかを
ちゃんと考える時間を取ることが
何よりも大事だということも。
ぜーんぶ、わかっていました。
でも
わかっちゃいるけど、できない
のが人間です。
人間ですので、それが当たり前。
彼女は
「独身の頃の、何もかもが自由で
何をやることも楽しくてしょうがなくて
仕事もやったらやっただけ認められた、あの頃の自分を
思い出したい」
ということでした。
過去の成功体験がしっかりある人は
ニュートラルな自分に戻すことは
とても、簡単です。
あの時の自分へ
もどればいいんです。
あの時の自分が感じていたことを
思い出せばいいだけ、なんです。
女性は体感したことを
再現することは
いとも簡単なのです。
知識として得たことではなく
体で体得していることは
いったんぶれて横道にそれても
体内記憶に残っていますので
その時の快感を再現することは
簡単なのです。
女性は頭より
体に刻んだことの方が応用がきくのは
こういうことなのです。
お話をしてすぐにわかったことは
彼女はもともとのセルフイメージが
とても高いということ。
それが
あまりの忙しさとあまりの抱え込んでいるものの
重さに今という時期たまたま
凹んでいるだけ、なんです。
5人も子育てをしながら
仕事もし
介護をしていると
女性はどうしても
孤独になりがち、です。
私ばかりがこんなしんどい目に・・・と
なってしまいがち。
そうなると
女性の頭の中は
何をやってもダメな自分
自分へのダメ出し
ばかりしはじめてしまうようになっています。
本当は違うのに。
本当はそうじゃないのに。
まじめな女性ほど
自分へのダメ出しが大の得意です。
自分で自分にダメ出しをして
自分でどんどん穴を掘り
自分でどんどん穴に落ち込んでいくのです。
それは女性特有の
思考のクセですので
それも責めることなど、ありません。
多くの女性がそうなるんです。
特に子育て中は
特殊なホルモンが出ていますので
外からのストレスには
非常に敏感です。
ましてや介護など
どこまで続くんだろう・・・と
私は一体いつまで働き続けなくちゃいけないんだろう
思ってしまってもしょうがないのです。
自分を責めがち。
自分はダメな人間なんじゃないだろうか?
そう、思ってしまいがちなんです。
脳の中が異常なストレスを受けている時
女性達はそうなりがちなんです。
だから、まずは安心して下さい。
決して、あなただけじゃなく
みな、そうなるということを。
多かれ少なかれ
みな、言わないだけで
孤独を感じて自分を責めたり
自分で自分をダメ出しして
子供やご主人に当たったり
仕事場でイライラしたり
それは、誰しも起こることです。
まずはそれを知って欲しいんです。
そこから、です。
グジャグジャになってるこんがらがった
紐をまずは綺麗に解きほぐすんです。
これは解決できること
これは考えなくてもよいこと
これは勝手な被害妄想だということ
これは自分で自分を責めているだけで事実ではない事
会話することで
どんどん整理していくんです。
整理していったことを
彼女はしっかりノートに取っていき
忘れないように文字で刻んでいました。
出しつくするとすっきりします。
そして、モヤモヤがすっきりした後に
「さあ、私はどうしたいかな?」と考えていくのです。
順番を間違えてはいけません。
まずは吐き出す
まずはこんがらがった紐を解きほぐす
んです。
ビジョンを描くのはその次です。
土台が整ってから、です。
多くの人は
その順番を間違えます。
もやもやこんがらがり
自分自身に葛藤がたくさんある状態で
何かを求めよう
何かに向かって頑張ろうって
無理なんですね。
だから、順番を気をつけて下さいね。
彼女の「こうなりたい像」は
次のようなことでした。
①子供たちともっと一緒に居たい。
②ご主人に頼れる自分になりたい(つい、攻撃的になってしまう自分をやめたい)
③休んだ時に感じる罪悪感を消したい
彼女の言葉の中には
子供さんたちへの愛情の言葉が溢れていました。
心配でしょうがない子がいること
もっとちゃんと見てやればよかったと後悔してる気持ち
可愛くてかわいくてしょうがないこと
この子たちのためならどんな苦労もいとわないという気持ち
母親の愛情の深さは
時代が変わっても同じです。
こういう女性の底力は
ものすごいものがあるんです。
彼女との会話のやりとりの中で
彼女はすっかり
もともとのセルフイメージが高かった頃の自分が
蘇(よみがえ)ってきました。
1人目が生まれた時の喜び
2人目、3人目
どんどん喜びが増えていく
4人目、5人目
大変な毎日だけれども
「もう、いなくてはいけない存在」
「何よりも大事な存在」
ということに気が付いていきます。
ご主人のことは
子供たちが増え
子供たちが大きくなるにつれ
だんだん頼りにならなくなってきたと
感じていました。
しかし
子供たちへ目を向け
仕事も必死でやる(また、デキル女性なのです)
そんな彼女なので
ご主人に頼ったり
甘えたりするモードよりも
自分がちゃきちゃき動いてしまうほうが
楽だったのかもしれませんね。
仕事をしていかなくてはいけない
稼いでいかなくてはいけない
そういった戦闘モードにスイッチが入ると
わたしたちは男性性をより強烈に
育ててしまうのです。
そんな話をしていると
彼女はふと
「どこからか、主人をもう要らないと決めつけて
自分だけが頑張ろう」って思った瞬間があったんです。
と教えてくれました。
正直で素直な女性ですよね(笑)
彼女だけでなく
今、多くの働くお母さんは
こうなっているのではないでしょうか?
主人は頼りにならない
私がしっかりしなくては
彼女は次回のレッスンまでの間に
思い起こしてみてもらいたいことをお伝えしました。
それは
彼女の
お母さんとの関係
彼女と
お父さんとの関係です。
今、抱えている夫婦関係、恋愛関係、
あらゆる人間関係は
自分自身が育った家庭環境の
縮図です。
自分が受け継いだ価値観を
自分が作り上げる家庭で
再現しているだけ、なんです。
そのどこかに
歪な部分があると
必ず自分が生き苦しくなる壁に
ぶつかります。
それにしても
5人のお子さんを立派に育て
仕事もし、実績も出し
ご両親の介護までなさっている
もう、それだけで
あなたは素晴らしいと
私は、ただただほめてあげたい気持ちです。
女性は本当に
よく働く
よく動く
よく感じ
よく考え
よく笑い
よく泣き
存在そのものがもうすでに、素晴らしい。
キラキラと自由に動けて
背中にまるで羽が生えていたかの時期を
彼女は思い出しはじめました。
5人の子育て
ご両親の介護
自営業との両立
これらの体験は
彼女をますます輝かせるものとなることは
間違いありません。
周囲から見たら
「大変ねえ~」
「うわ~私なら無理」
そう思われるような状況でも
それをリアルにやっている本人にとっては
「その体験があったからこそ今がある」と
思えるようなことなのです。
どんな状況であっても
煮詰まらないこと、です。
女性は煮詰まると
余裕を失います。
年齢を重ねていく時
最も必要なのは
余裕です。
ガス抜きする方法はいくらでもあります。
もう逃げ道はないと思っていても
必ず道はあります。
一人で煮詰まってしまわないことです。
開示していくことで
私たちはどんどん
楽になるんです。
あなたを助けてくれる手は
ここにも
あそこにも
たくさんあることに
気が付いていけるのが
歳をとっていく醍醐味です。
私は女性達に
「頑張らなくてもいいのよ」とお伝えしています。
しかし、
「頑張らなくてもいい」の意味は
だらんとだらけているということではありません。
自分のやるべきことを
やるべき時期に
その歳に
きちんと役割を果たしているという
大前提です。
役割を果たしていないと感じた場合には
「頑張りなさい」ともちろん言います(笑)
だらけることと
リラックスは違います。
一生懸命生きているから
他人のアドバイスが一発で入っていくんです。
一生懸命生きていないと
誰の言葉も入ってきません。
そんな彼女には
ぜひ、母性型勉強会にもいらっしゃいとお誘いしています。
きっと皆さまの前でもお話して下さるかと思います。
どうぞお楽しみに。
あなたの常識の枠を内側からぐいぐい広げる
母性型勉強会へぜひお越し下さいね。
日時:2017年11月22日(水曜日)午後6時30分~20時30分
場所:高松国際ホテル
会費:3,000円(食事代込み)
お部屋の関係上お座り頂けるお席の数のご準備がございます。
ご参加下さる方は必ず事前にお申し込みを頂けますようお願い致します。
日時:2017年11月14日(火曜日)午前10時~13時(12時よりお食事)
場所:ホテルニューオータニ博多
会費:3000円(食事代込み)
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この7つの法則は
必ず実行できるものばかりなので
ぜひお試しくださいね。
第1の法則 セルフイメージ
第2の法則 聴き方のすごい効果
第3の法則 第一印象で好感をもたれる方法
第4の法則 人から好かれる声の作り方
第5の法則 伝わる話の組み立て方
第6の法則 あがり症の克服
第7の法則 魔法の言葉 ほめる口癖
あなたが、弱みだと思っていることは
実は「強み」であることはとても多いのです。
あなたの中に眠る強みを引き出し
どんどん世界を広げていって下さいね。
話し方が変わるとあなたはこんな風に変わります。
1、説得力が増します。
2、人に好かれます。
3、笑顔が素敵ですねと言われます。
4、はっきりモノを言える人間になります。
5、断れる人間になります。
6、悩みを相談されやすい人になります。
7、話しかけられやすい雰囲気になります。
8、自信がつきます。
9、信頼してもらえるようになります。
10、自分を好きになり、心から人を好きになることができます。
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