世の中は「飢え渇いている」という現実

香川県高松市の

強みを引き出す

話し方コンサルタント

池田弘子です。

 

 

第2回は「多くの人は「飢え渇いている」という現実」を

お送りします。

 

 

第1回では「魅力の正体」についてお話しました。

 

 

みなさんは

「項羽と劉邦」

の話を

ご存じでしょうか?

 

有名なお話です。

 

項羽はいわゆる見た目もかっこよく

才能もあり

学問もあり

力も強く

誰が見ても優秀な武将でした。

 

これに対し劉邦はチビで短足でついでに

デブのいわゆるいけてない男だったそうです(^^:)。

 

いわば魅力たっぷりの項羽が、

全ての面で劣っていたと思われる劉邦に

最後は滅ぼされしまうのですが、

その最大の理由は

「魅力」

にかかっていたと

言われているんです。

 

項羽は自分が「できる人間」

という自覚が十分すぎるほどありました。

 

できるがゆえに自己主張も激しく

自分の意見を徹底的に人に押し付けます。

 

できるがゆえに

他人の才能を認めることをしませんでした。

 

項羽にはそれだけの『過去の栄光や実績』も十分あったからです。

 

項羽は側近の部下にも傲慢な態度でもって接し、

「俺様が一番えらい」

という雰囲気を醸し出していたことでしょう。

 

これに対し、劉邦は自分には学問がないことを

知っていました。

 

自分には

政治のことや戦略に対する才覚はない

と思っていました。

 

ゆえに、

会う人会う人、

助言してくれる人、

側近、遊説者が話をすると、

真摯な態度で耳を傾け、

しかも、「こんな素晴らしいことを教えてくれる師匠だ」

言わんばかりに人生の師匠として丁寧に遇したそうです。

 

 

一国の王様が、

自分の話をじっくりを聴き、

しかも自分を師匠として遇してくれる!

 

こんなに心をくすぐられ満たされることってあるでしょうか?

 

「士は己を知るもののために死す」という言葉通り、

自分の心の満足度を十分に満たしてくれた人のためには

命まで投げ出して尽くしても悔いはない

という気持ちを引き出させてしまったのです。

 

この項羽と劉邦ですが、いますよね?

 

今でも(笑)

 

どちらがいいとか、悪いとかではなく、

私達人間の心の中には、いつも満たされない何かがあり、

それを満たしてくれる人のことは

魅力的に見えてしまう

という原則があるのです。

 

 

項羽の最後は悲劇です。

 

項羽から離れ劉邦側についたものすごい数の兵士達は、

項羽の立てこもる城を包囲し遂には自分が追いやった側近達に滅ぼされてしまう、という最後です。

 

 

項羽は、自分が「できる優秀な人間である」という自信から、

そばにいる側近達の才能を認めることができませんでした。

 

そして助言をする人をどんどん追いやり

人がどんどん離れていったのです。

 

 

劉邦=多くの人の心を惹きつけ満たし続けた

項羽=人の心を傷つけ続けた

 

 

ある程度の年齢、ある程度の役職までは一気に駆け上がることができても、

最後の最後で振り返ってみたら誰も付いてきていなかった、という話はよくあります。

 

 

人の恨みは恐ろしいもので

自分を認めてもらえなかったり

自分に恥をかかせた人間のことを

許せないと根深く思ってしまう・・ということは

人間の中には

やはりあるのですね。

この恨みの執念深さは歴史小説を読めば明らかです。

 

歴史は繰り返しますので、

人間も心の仕組みは変わらないものです。

 

 

人は魅力に引っ張られます。

 

その魅力とは

その人が単独で発生させているものではなく、

一緒にいる人、会う人に対していつも謙虚な姿勢で相手の話に聞き入っている時、

その人に会った人は「あの人は魅力的だ」と感じるのです。

 

 

自分にとって最高に心を満たしてくれる存在=魅力がある人

ということです。

 心を満たす一番簡単な方法

それは「会話」です。

 

          

どんな人にも心の中に鬱積した悩みというものは、あります。

 

そして社会的に地位の高い一見何の悩みもなさそうで

順調な人生を送っているかのように見える人えあっても、

人には言えない悩みというものはあるわけです。

 

その悩みを言える相手は夫婦や家族ではないかもしれません。

職場の仲間や親友にだって言えないようなこともあります。

 

そういう

「誰にも言えないようなこと」

を言える存在がいたとしたら、

それはその人にとっては魅力のある人、なのです。

 

 

そういう存在を人はずーっと求め続けるわけ、です

 

夜の街へ男性が夜な夜な繰り出すのも心の鬱積を吐き出したい、

受け入れて欲しいと願う無意識の心の動きかもしれません。

 

 

ある時は自慢話を、ある時は愚痴を、ある時は不安な気持ちを

時間の許す限りえんえんとじっくり耳を傾けてくれ、

受け止めてくれたとしたら、人は間違いなくその人の虜になってしまいます。

 

なぜなら、その人がいることによって自分の心の鬱積は晴れ、

心の中に満足感が満たされていくのですから。

 

 

 

私たちが生きているこの世の中において

他人よりも10歩も20歩も抜きんでて

自分に惹きつけてしまう力をつけることは

いたって簡単なのです。

 

 

だって

競争相手は恐ろしく少ないのですから・・・。

 

 

今、世の中の多くの人は

「自分こそが、重要な存在である」という気持ちを

満たせないまま、生きています。

当然、飢え渇いているわけです。

 

 

多くの人が、必死になって

自分だけで魅力を作り上げようと

知識を吸収し

資格を取り

見た目を磨き

間違った「魅力の付け方」に躍起になっているのです。

 

あなたは

他人の自己重要感を満たすこと

相手の自尊心を満たしていくことに

焦点を当てていけばいいのです。

 

 

競争相手は、恐ろしく少ないですよね。

 

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人前で話す話し方を指導して40年。株式会社 人間科学研究所 代表取締役。あがり症の原因をメンタルと技術の両方からアプローチし克服する方法を指導。受講生は2000名を超える。元アナウンサー。無意識に植えつけられたネガティブな思い込みやブロックを独自のセッションで解放。人前で話すための話し方を主に経営者、セミナー講師、管理職の方へ指導している。

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