ヘラヘラ笑ってごまかす「癖」が染み付いていました

香川県高松市の話し方レッスン

あなたの強みを引き出す話し方コンサルタント

池田弘子です。

 

ヘラヘラ笑ってごまかす「癖」が染み付いていました

今回ご紹介するのは、なんと20年以上も前に、私が講師を務めた新聞社主催の女性が活躍するためのセミナー旅行に

参加して下さった方、でした。

 

今回のご相談は

話し方のご相談でしたが、

最終的には、話し方の奥に隠された

 

☑そもそもなぜ私は、話し下手だと感じているのか?

☑自分の内面の癖

 

に大きく気が付いて下さったレッスンとなりました。

 

今回、お申込み頂いたのは

新聞広告にNHKカルチャー講座のチラシが入っていた時に私を見つけ

ホームページを見に来て下さったことが、きっかけです。

覚えていて下さったことが、嬉しいです。

 

個人レッスンを申し込んで下さり

お目にかかった時の印象は、

明るく、元気な雰囲気。

 

人懐こい印象で、

「わあ、先生、おひさしぶりです!先生は覚えていないでしょうけれど、私はよく覚えてます!」と

積極的に声をかけて下さる女性です。

 

私は、個人レッスンをさせて頂く前に、必ずヒアリングシートにご記入を頂くようにしています。

その中には

今、どうしても解決したい悩みは何か?

ということも、お聞きしています。

 

しかし、書いて下さったお悩みと

実際にお会いしていろいろとお話をさせて頂く中で

私が感じる、「心の奥に隠された本当のお悩み」

違うことが、多いのです。

 

今回書いて下さったことは

☑堂々と人前で話すことができるようになりたい

☑知らない人の中に入ると自分から話すことができなくなる

☑営業なので本当は、自分で商品を説明していかなくてはいけないのに自信を持って話すことができない

☑大勢が集まるパーティーなどで物怖じしてしまって、とても気疲してしまう

 

といった内容でした。

 

個人レッスンがはじまり

私は、いろんな質問を彼女に投げかけていきます。

 

そうすると

ある癖があることに、気がつきました。

 

それは

核心に迫る質問をした時

目をそらし

髪の毛をさわりはじめ

ヘラヘラと笑ってごまかす

という癖、です。

 

髪の毛をやたら触っている

という時その心の中に

隠したい気持ちがある時に起こります。

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この癖のことを

お話した瞬間

彼女の顔色がさっと変わりました。

 

一気に

少女の顔に、なったのです。

「やっぱり、わかりました?」という照れくさい顔。

 

とても、素直な、表情でした。

 

そこから

彼女は、いろいろなことを

話し始めました。

 

人にものをすすめることが大の苦手

『私、営業という仕事をしていますが、もともとは人にモノをすすめるのは

大の苦手なんです。

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でも、やらなきゃいけないし

周囲の同僚はみな、頑張ってやっています。

前向きな人も多く、

後ろ向きになる人は、その場に居られなくなり

辞めていくような職場です。

 

異業種の会合や、パーティー、人が集まっているところには

顔を出すようにしているのですが

嫌な人がいても、逃げたくなるような場でも

ヘラヘラと自分をごまかして

周囲の人の顔色に合わせてきました。

外で一日、神経すり減らして気を遣っているせいか

家に戻ると、何をする気も起こりません。

夫婦2人ですが、食事を作る元気もなく

外食が増えました。

なので体調もすっきりしません。

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外でめいっぱい働くようになると

家の中に気を遣うことができなくなり

部屋もちらかり放題。

夫婦喧嘩もしょちゅうです。

 

本当は、凛として堂々とした女性が

憧れなのに、

今の私はその正反対のところにいる・・・・。

 

押しが強いタイプの営業は

自分にはとてもできないし、

また、それをしたいとも思わない。

 

今みたいにビクビクしながら話すのではなく

自信を持って人を惹き付けるような話し方をしたいんです!

そして、仕事のために

生活がボロボロになっている今の自分もリセットしたいんです!

このままでは将来が不安なんです。

 

このままの自分では将来が不安

 

ずっとお話を聴いていくと

最後に

「もう、こんな自分は脱ぎ捨てて

新しい自分になりたいんだ!」

という熱い想いが伝わってきました。

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「では、今の自分を変えて

堂々と自信に満ちていて

人を惹き付けるような自分になりたいんですね」

 

 

「はい!!まさに、そうです!私、もういい加減変わりたいんです!」

と、彼女の口から

はっきりとした言葉が出てきました。

 

抱えている悩みは、

その悩みが自分自身では明らかになっていないことが、ほとんどです。

 

自分はどうなりたいのか?

この答えが明らかになれば

そこから変化することは

とても早いのです。

 

話し方、はテクニックではありません。

もちろん、テクニックは教えますが、

テクニックはあくまでも、枝葉の部分なのです。

☑相手にわかりやすい言葉で話す

☑相手に共感を与える

☑相手に伝わる言葉を使う

☑論理的にも感情的にも伝え方を知っている

これらのことは、

幹にしっかり、血液が流れれば

枝葉をテクニックでレベルアップすることなど

簡単なことなのです。

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あなたの周りにいる、「話に惹き込まれた」

「魅力的だ」と感じる人を想像してみて欲しいのです。

例外なく、

幹がしっかりしているはず、です。

 

軽んじられるようになると、どんなに気を遣っても関係修復は難しい

彼女は、

ずっと、自分の笑ってごまかす、という癖が長年しみこんできていました。

『前職では、無理に取り繕って笑顔を作ったり

無理して相手に合わせよう合わせようとしながら毎日仕事をしていました。

上司にも同僚にも後輩にもお客さんにも

みんなに「いい顔」をして、無理して合わせてきました。

断ることも苦手で、

嫌でも誘われたら行ってしまうし

嫌でも話をふられたら同調してしまう自分でした。

 

一生懸命気を遣えば遣うほど

相手との距離はどんどん遠くなり

ぎくしゃくしていきました。

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私よりも、なんでもポンポンと本音を上司や同僚にぶつける後輩の方が

どんどん成長していく姿を見て

落ち込んでいきました。

 

あんなに無理や融通を利かせて

言うことをきいてきたのに、

自分の居場所がそこにはなくなっていました。

みんなが自分のことを軽んじているような気がして

前職は退職しました。』

 

覚えていて欲しいことが、あると

わたしは彼女に言いました。

 

人は、一度、「この人には何をしてもいいんだ」となめてしまうと

そこから何をしてもいいんだ、と思ってしまうということ。

 

真面目な女性が

陥りやすいこと、なのです。

 

あなたは、誰を見て今の話し方を習いましたか?

彼女には

いつから、

「周囲に合わせて自分を無理してとりつくろうようになったと思う?」

と聞きました。

 

しばらく考え

彼女は、こう言いました。

「ああ、小学生の頃です。

私は母親そっくりだと、思うんです。

近所の人や友人には、とてもいい顔をして、合わせて気を遣っていました。

でも、家庭の中では、その無理してる反動で

いつもイライラしてたり、悪口を言ったりしていました。

子供心に、裏表のすごい母親の表情が焼きついています。

両親は、仲がいい方ではなく

わがままで亭主関白で支配的だった父親に

いつも我慢しながらも、合わせて

父のいないところでは、いつも父の文句ばかりを言っていました。

夕飯時には

よく両親がもめることがあったので

もめそうな時は

私がヘラヘラジョークを言って笑わせたり

場を和ませたりするのが必死でした。

その頃からかも、しれません。

人の顔色をものすごくうかがうようになったのは。

そして笑ってごまかさないと、

その場に自分の居場所がなくなってしまうと

思ったのは。」

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では、

あなたのその「ヘラヘラ笑ってごまかす癖」

あなた本来のものでは、ありませんね?

 

彼女は、はっと気がつきました。

 

私達は、もともと

伸びやかな存在です。

 

いろんな感情を持って生まれてきています。

嬉しかったり

悲しかったり

腹が立ったり

さみしかったり

そのどの感情も、本来であれば

いつも伸びやかに表現していっていいはず、の存在です。

 

でも、多くの人は

「小さい頃に刷り込まれた言葉の暗示」

によって

「自分は、こんな人間なんだ」と

ブロックをかけてしまいます。

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私は、40数年、「話す」ことの現場で指導してきました。

☑あがり症を克服したい

☑人前で上手に話せるようになりたい

☑話下手を直したい

☑人前で緊張してしまうのを直したい

☑会話が続かない

☑人間関係を築くのが難しい

このようなありとあらゆるお悩みに対応してきました。

 

ほとんどの方は

上手に話ができるようになるためには

あがらないように、緊張しないようにするためには

場数を踏めばいい

とお考えです。

それも、あります。

 

あなたの話し方の癖には原因があります

しかし、

もっと大事なことが、あります。

それは

なぜ、今自分はそうなっているのじゃ?という根本原因を自分自身が知り

根本原因を解決することが大事なのです。

 

☑人前で上手に話せるようになりたい→そもそも、なぜ人前で上手に話せるようになりたいのか?その心の奥にある気持ちは?隠れている欲望は?

☑話下手を直したい→そもそも、なぜ話下手になっているのか?

☑人前で緊張してしまうのを直したい→そもそも、なぜ人前で緊張するようになったのか?

☑会話が続かない→そもそも、なぜ会話が続かなくなったのか?いつからそうなったのか?

☑人間関係を築くのが難しい→どんな人間関係を望んでいるのか?

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彼女には、数回にわたって

具体的なトレーニングを行ないました。

 

まず、私に宣言して頂きました。

「これは、私の人生だ。

私が、主導権を握り、私が舵を取っていきます」

と。

 

ヘラヘラ笑ってごまかす癖は

ヘラヘラ笑ってごかます生き方をしてきた、ということです。

話すことは、

頭の中の表れです。

言葉をごまかす人は

考え方もぼやけるのです。

 

まず、訓練が必要です。

40数年、小さな瞬間小さな瞬間

ずーっと、ヘラヘラと笑ってごまかしてスルーしてきた癖を

自分で断ち切っていくのです。

 

  • メリハリのある声
  • 姿勢
  • 目線
  • 態度
  • 表情
  • 手の位置

何度も何度も矯正を繰り返し、

レッスンをすすめていきました。

 

3回目のレッスン終了後、

彼女から連絡が入りました。

 

「先生!ご報告です!今日、少し変化を感じました。

またいつものように仕事仲間と食事をしている時です。

嫌だな、この会話、同調したくないな

という瞬間がありました。

今までの私なら、その場の空気を読んで

ヘラヘラ笑ってごまかして、隣の人の顔色や言うことに

合わせてきていました。

でも、その時は、

レッスンで学んだ

【嫌な気持ちが起こったら、大きく深呼吸して、私は、もうごまかさないって心の中で言う】

をやってみました。

すると

ヘラヘラごまかして笑うこともなく

自然にその場にいることができました。

 

そして、その時

不思議な感覚になったんです。

あれ?今まで私、前のめりになって必死でその場に合わせよう合わせようって

言葉を必死で出していたけど、あれは何だったんだろう?

って、遠くから過去の自分を冷静に見ているような感覚になったんです。

私の中に、「自分の人生は自分で舵を取るんだ」って決めた瞬間から

いろんなことが、自発的になり、

今、とても自分の変化に敏感です。

気が付いたことは、先生の宿題ノートに細かく記入していますが

細かく書いていくことで、ますます自分が、悩んでいたことが

明らかになっています。」

 

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悩みは自分ひとりの心の中に隠し持っている状態の時が

一番苦しいのです。

行き場のないモンモンとした感情は

心の中でどんどん大きくなっていくからです。

 

それほど、

自分には見えず

他人には見えることが、あるのです。

あなたが今、抱えている「話す」ことについてのお悩み、課題、目的に沿って

どうすればよいか一緒に考えてまいります。
最短距離で、何をすべきなのかが明確になっていきます。
それが池田弘子の話し方個人レッスンです。

個人レッスンの進め方は下記の通りです。

予約日が決まれば事前に、メールにてカウンセリングシート

ご記入しご返送下さい。

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香川県 高松市 話し方教室 人間関係の悩み コミュニケーション能力 プレゼンテーション力 メンタルを強くしたい 対人関係 話し下手 文章指導 上がり症 緊張タイプ コミュニケーションスキルを磨きたい 岡山県 香川県 愛媛県 徳島県 高知県より生徒さんがお見えになっています。

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人前で話す話し方を指導して40年。株式会社 人間科学研究所 代表取締役。あがり症の原因をメンタルと技術の両方からアプローチし克服する方法を指導。受講生は2000名を超える。元アナウンサー。無意識に植えつけられたネガティブな思い込みやブロックを独自のセッションで解放。人前で話すための話し方を主に経営者、セミナー講師、管理職の方へ指導している。

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